2019年から、母乳育児の赤ちゃんに対して鉄分不足が指導されることが多くなりました。
上の子は指導されなかったのに何で?
指導されておどろいた方もいるのではないでしょうか。
鉄分は赤ちゃんの成長に大切な栄養素ですが、母乳育児の場合は不足しがちです。
鉄分は赤血球の材料になり酸素を全身にめぐらす大事なミネラルです。
乳幼児期の鉄分の重要性も見直されています。
積極的に摂取を始める目安も生後9か月から生後6か月へと早まりました。
この記事でわかること
- なぜ鉄分が重要なのか
- いつから鉄分不足になり始めるのか
- なぜ母乳育児で不足しがちなのか
推奨量の鉄分が一食でとれるGerber(ガーバー社)のライスシリアルもあわせて紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
赤ちゃんの成長には鉄分が重要
生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、実はまだ完成していません。生まれた時に400gだった脳は、3歳で大人の脳の重量のなんと80%まで成長します。また、1~2歳で神経細胞のネットワークはダイナミックに完成していき、運動面でも精神面でも赤ちゃんはどんどん発達していきます。赤ちゃんの脳の発達を促すために栄養は大切ですが、脳に不足しがちな栄養素として「鉄」が注目されています。
https://www.kanto-ctr-hsp.com/ill_story/201110_byouki.html
生まれてから3歳までの乳幼児期は脳が急激に発達し、活動量も増加します。
人間の脳の重さは平均1200~1500gです。
3歳までに脳が2~3倍の重さになるってすごい成長スピード!
この脳の急激な成長に鉄分が重要ですが、摂取が難しく不足しがちです。
鉄不足による悪影響
「鉄」は脳の細胞と細胞の間の刺激が伝わる成分を作る上で重要です。また、「鉄」が不足すると、細胞に酸素を供給しているヘモグロビンが十分に作られず貧血になります。2歳以下のお子さんで鉄欠乏状態が3ヶ月以上続くと、認知能力、運動発達、社会性や情緒発達に影響を与える可能性があると言われています。さらに、離乳期の鉄欠乏による貧血が続くと、発達の遅れをその後何年も引きずってしまう可能性があることがわかってきました。
https://www.kanto-ctr-hsp.com/ill_story/201110_byouki.html
鉄分不足が原因で何年も発達の遅れを引きずる可能性があるってこと?
鉄分不足を指導されて、不安と焦りでパニックになってしまいました。
赤ちゃんが鉄不足になりやすいのは生後6ヶ月頃から
赤ちゃんはお母さんのお腹の中で、生まれてしばらく必要な量の鉄分をうけとってから産まれてきます。(貯蔵鉄)
産まれてしばらくは鉄分不足の心配はありません。
しかし赤ちゃんの体に蓄えられている鉄分は生後5ヶ月頃から減少し始め、生後6ヶ月頃から鉄分が不足してきます。
同時に、母乳の鉄分は最初の頃に比べて6割程度に減ってきます。
赤ちゃんの脳はさらに多くの鉄を必要としてくる時期なので、脳の発達にとっては深刻な事態です。
ミルクで育てても鉄不足になる?
鉄不足が心配されるのはおもに母乳育児の場合です。
混合育児や完ミ(ミルクオンリー)の場合はほとんど鉄分不足の心配はありません。
ミルク100mlあたりの鉄分量
- ほほえみ 0.81mg
- ぴゅあ 0.81mg
- はぐくみ 0.78mg
- アイクレオ 0.92mg
- E赤ちゃん 0.78mg
- はいはい 0.78mg
ミルクの100mlあたりの鉄分を0.81mgとして、育児用ミルクを600mlほど飲んでいればほぼ推奨量をクリアです。
逆に離乳食がすすんで授乳量が減ったときは、積極的に離乳食から鉄分を摂取する必要が出てきます。
どのくらいの鉄分が必要?
乳幼児の年齢別に鉄分の摂取推奨量をまとまました。
鉄分の摂取推奨量
- 生後6か月~11か月
- 男児…5.0mg
- 女児…4.5mg
- 1歳~2歳
- 男女とも4.5mg
- 3歳~5歳
- 男児…5.5mg
- 女児…5.0mg
鉄分が多い食品はレバー、赤身の肉や魚、卵黄、納豆、小松菜、ほうれん草などです。
鶏レバー50gで鉄分4.5mg摂れます。
赤ちゃんにレバー50gは難しいよ!
鉄分が豊富なレバーや赤身の肉や魚が食べられるようになるのは離乳食中期(生後7か月から)です。
また卵や野菜に含まれる鉄分は吸収されにくい性質です。
- レバーや赤身の肉・魚の鉄分…吸収されやすいヘム鉄
- 卵や野菜に含まれる鉄分…吸収されにくい非ヘム鉄
- 吸収率を上げるにはビタミンCもあわせて摂取する
一般の食品で作った離乳食だけで鉄分を補うのはかなり難しいです。
離乳食に使いやすいツナ缶は10gで0.1~0.2mgの鉄分が摂れまっせ!
鉄不足にはGerber(ガーバー社)のシリアルがおすすめ
母乳育児の場合は離乳食で積極的に鉄分をとる必要があります。
離乳食中期(生後7か月)からはレバーのような鉄分多めの食材も使うこともできます。
それでも量をとらせることは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
ただでさえ食べる量が少ないのに…
ですが、離乳食初期から使えてかつカンタンに鉄分をとらせることができるベビーフードがあるんです。
それがGerber社のライスシリアルです。
お米を粉状にした食品で、お皿にサッと取りだして母乳やミルクと混ぜるだけでできあがりです。
1回の食事で1日分の鉄分が摂取できてしまいます。
詳しくは 赤ちゃんの鉄分不足対策にオススメ!Gerber(ガーバー社)のライスシリアルとはの記事で紹介しています。
まとめ
- 赤ちゃんは鉄分が不足しがち
- 特に母乳育児で不足しやすい
- 育児用ミルクには鉄分が豊富に含まれているため、鉄分不足にはなりにくい
- 授乳量が減ったときは離乳食から鉄分を摂取する必要が出てくる。
- Gerber社のライスシリアルは一回で必要量の鉄分が摂れてオススメ。
赤ちゃんの成長に大切な働きをする鉄分。
鉄分が注目され始め、離乳食初期からの摂取がすすめられるようになりました。
不足すると、後々の発達や成長に影響を与える可能性があると聞いて不安なママさんも多いと思います。
鉄分たっぷりのGerber社のライスシリアルを選択肢に入れてみてはいかがですか?
一食分で必要な鉄分を摂れちゃうので、おすすめです。
赤ちゃんの鉄不足で不安になっているママさんの不安が和らぎますように。
コメント